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子供運はどうやって占うのですか?

 子供運、それは古い時代から、人々にとってかなり重要な問題だった、といっていいでしょう。
 年金制度といった社会保障が整う前には、家業を存続していくための世継ぎ、あるいは生計を支えるための若い働き手として、子供の存在が必須でした。
 東洋の占いでは、お見合いの時点で命式を交わすこともあったようです。(注・命式とは、誕生時の干支を記したもの、いわばホロスコープにあたる)
 それは、2人が結婚することで、子供に恵まれるか、財産を作れるか、などなどを占うためでした。
 さらには、生まれてくる子供の性別を知りたい、といったような需要ももちろんありました。跡継ぎとして男の子の存在が重視されていた世の中では、どうしても男の子を生んでくれなきゃ、ということになるのでしょう。
 
 東洋でも、西洋でも、さまざまな占いが、この問に答えるべく、ロジックを編み出してきました。
 その結果、占星術でも、子供運を占うためのロジックは用意されています。が・・・。しかし、その結果は100%的中というわけではありません。「じゃあ当たらないの?」という疑問も出てくるでしょう。でも、完全に外れている、とも言い切れません。そもそも、的中率はどのぐらい、という確認をすること自体が不可能なので、そのあたりについては言及できない、というのが正直なところでしょう。
 
 では一般的に、子供運はどうやって占うのか、という問題について説明します。
 5室と8室を重視せよ、というように占星術の解説書には書かれています。つまり、5室と8室にある惑星で子供運を占うやり方が一般的です。
 なぜ5室と8室が子供運をあらわすのか。これはつまり、5室と8室が、アングルの中間に位置しているためでしょう。ですから、本来は、西半球にあるアングルの中心線そのものが、子供や次代に受け継ぐものをあらわしていたのではないかと、私(秋月)は考えます。
 
 しかし、子供とはひとりで作れるものではないので、相性は当然重要です。となると、夫婦、カップルが子供を授かることができるか、を占う必要があるわけです。それを占うポイントは3つです。まずはお互いの太陽と月の星相(アスペクト)。なぜなら、太陽と月の巡りからすべての命が生み出されるからです。そして、太陽に対する相手の惑星の星相(アスペクト)、月に対する相手の惑星の星相(アスペクト)も重視するべきです。ただし、この部分について、これ以上詳しい解説をすることは、ここでは避けたいと思います。
 
 なぜなら、占いには、占ってはいけない内容というものがあります。ひとつは、倫理的に占うべきではない、というもの。それは生死の問題です。なぜかといえば、100%的中する占いというのは、この世の中には存在しないからです。
 生死は、人間の自由になるものではありません。延命治療は可能ですが、どんなに医療が発達したとしても、不死になるわけではありませんし。つまり、誕生についても、「占ってはいけない」分野に入るかと思います。現代でさえ、子供は天からの授かり物という部分はやはりあるでしょう。まあ、このあたりは人によっていろいろな考え方があるので、なんとも言えませんが。
 そして、法的に占断を禁じられているものは占うことができません。たとえば、病気の治療法を占うのは違法です。となると、不妊治療に対しての占断はタブーとなります。
 
 さて、占星術で言うところの子供運には、広い意味が含まれています。それは、子供を授かるだけでなく、親としての意識、母性のあらわれ方、父性の認識です。母性、父性は、血縁の子孫以外に向けられることも当然あります。たとえば、子供に恵まれないとしても、養子を育てるという選択をする夫婦もいます。そして、次代に向けて何かを育て、受け渡す意識も重要です。子供がいるとしても、伝統の家業を他の人に委ねる人たちもいるのです。それもまた、広い意味での子供運(子孫)になるでしょう。
 古い家系図を見るとわかるのですが、直系の男子だけで何代も続いている家というのはほとんどありません。婿取りはもちろん、遠縁からの養子も珍しくはありません。遺伝子を受け継いでいくだけではない継承がそこにはあります。いずれにしろ、人生には、次代を育てる、そして次代に何かを託す、という部分が必ず含まれているものですし、それこそが、子供運、子孫、という考え方の根本なのではないか、と思えます。

秋月さやか

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