占術解説
誕生時間はどうやって調べるのですか?
以下、誕生時間を調べる方法に関して記載します。調べ方は幾つかありますが、以下が考えられます。
1・親に聞く。
2・母親の母子手帳を見る。母子手帳の出生時間の記載欄を見ます。
3・昔であれば、へその緒を入れた桐箱の蓋の裏に書かれていたそうです。祖母が母を生んだ時には、そうだったとか。産婆さんが、へその緒を切ったものを、渡してくれるのだそうです。親はそれを桐箱に入れて保管します。子供を養子に出す際、嫁に出す際には、へその緒を持たせたと言います。今、そんなことはほとんどしないと思うのですが、もしかしたら古式ゆかしい家柄のお宅では、まだそうした風習を守っているかも知れません。
4・次に出生届から調べるやり方です。出生届には、誕生日と誕生日時の記載欄があります。出生届は、本籍地を管轄する法務局に保管されています。その出生届を閲覧しにいくか、写しを送ってもらいます。ただし、出生届の保管期間があります。通常は30年間、その期限を過ぎると、廃棄されることがあります。(残っている場合もあります。)
5・上記3つが無理な場合には、病院の記録を調べる、というやり方があります。出生地は、戸籍に記載されていますから、そこから病院や産院を探し出して調べるのです。
ほとんどの場合、1か2の方法でわかります。
親と死別、生別などにより、聞くことが出来ない、あるいは母子手帳を探せない場合には、3か4の方法となります。
なんらかの理由で、1、2、3、4、いずれの方法も取れない人の場合には、5の方法になります。
占星術に限りませんが、誕生時間がわかっているほうがより詳しい結果が得られる占いの場合、出生地と出生時間が大切です。
そして、より詳しい結果を得るため、だけではなく、出生時間を知るのは意味があることです。つまり、親との関係性を考え、自分の誕生時の状況を考えることになる、という意味で重要なのです。
最近、私は不思議に思うことがあります。携帯サイトでもPCサイトでもそうなのですが、利用者ご本人が出生時間不明としてデータ入力をする割合が増えてきたのです。20年ほど前には、占星術に興味を持っている人は、ほとんどの場合、自分の出生時間を知っていました。
なぜ、出生時間を入力しなくなったのか。
もしかして、親との関係性が変化してきているからなのかも知れません。つまり、親に聞くことができない状況が増えているのではないか、と。しかし、親になかなか聞けないとしても、知ったほうがいいでしょう。これは、人によっては、辛い確認作業になる場合もあるのですが、それでも、したほうがいい、と私は思います。
私自身、自分で出生天宮図を書こうと思った時、1の方法は取れず、母親の遺品の中から母子手帳を見つけることもできなかったため、2の方法も取れませんでした。祖母が「まだ暗い時間だったと思うんだけど・・・ああ、やっぱり桐箱にへその緒を入れておけばよかったのに〜」と嘆いていましたが。つまり、3にも非対応。
そのため、私は4の方法で調べました。この時、出生届閲覧の理由を書類に書かなくてはなりません。「占いのため」とは書きにくく、(別に書いちゃいけないというわけではないと思いますが)、「自己の存在理由の確認の為」と記載しました。
しかし、法務局の保管期間によっては、これは調べられない場合もあります。つまり、5までのいずれの方法でも調べられない、という人もいます。しかしそれは、(良いとか悪いとかいう意味ではなく)かなり特殊なことである、と考えてください。
私の師同然であったルルラブアさんは、1〜5までのいずれの方法でも誕生時間が判明しなかった人です。
戦時の防空壕の中で生まれたため、朝方という以外、はっきりした誕生時間はわからない、ということでした。「だって、いつ爆弾が落ちるかわからない状況で、誰も時計なんか見ていなかったから」だそうです。「占星術師なのに、皮肉でしょ。」と苦笑なさっていましたが。そしてこの話になると、ルルさんのお母様は必ず、「子供が生まれる前に空襲で命を落とすかも知れないという切羽詰った状況で・・・」と、涙を流されるのが常でした。
つまり、必ずしも誕生時間が判明するとは限りませんが・・・しかし、誕生時間を知るための経緯を通して見えてくる、各々の置かれた状況を知ることが大切なのです。
とにかく、照応論では、あなたが生まれた瞬間の天空(マクロコスモス)の時が、あなたの魂(ミクロコスモス)の中に受け継がれると考えます。これが占星術の基本原理です。すべては、そこから始まるのです。
1・親に聞く。
2・母親の母子手帳を見る。母子手帳の出生時間の記載欄を見ます。
3・昔であれば、へその緒を入れた桐箱の蓋の裏に書かれていたそうです。祖母が母を生んだ時には、そうだったとか。産婆さんが、へその緒を切ったものを、渡してくれるのだそうです。親はそれを桐箱に入れて保管します。子供を養子に出す際、嫁に出す際には、へその緒を持たせたと言います。今、そんなことはほとんどしないと思うのですが、もしかしたら古式ゆかしい家柄のお宅では、まだそうした風習を守っているかも知れません。
4・次に出生届から調べるやり方です。出生届には、誕生日と誕生日時の記載欄があります。出生届は、本籍地を管轄する法務局に保管されています。その出生届を閲覧しにいくか、写しを送ってもらいます。ただし、出生届の保管期間があります。通常は30年間、その期限を過ぎると、廃棄されることがあります。(残っている場合もあります。)
5・上記3つが無理な場合には、病院の記録を調べる、というやり方があります。出生地は、戸籍に記載されていますから、そこから病院や産院を探し出して調べるのです。
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ほとんどの場合、1か2の方法でわかります。
親と死別、生別などにより、聞くことが出来ない、あるいは母子手帳を探せない場合には、3か4の方法となります。
なんらかの理由で、1、2、3、4、いずれの方法も取れない人の場合には、5の方法になります。
占星術に限りませんが、誕生時間がわかっているほうがより詳しい結果が得られる占いの場合、出生地と出生時間が大切です。
そして、より詳しい結果を得るため、だけではなく、出生時間を知るのは意味があることです。つまり、親との関係性を考え、自分の誕生時の状況を考えることになる、という意味で重要なのです。
最近、私は不思議に思うことがあります。携帯サイトでもPCサイトでもそうなのですが、利用者ご本人が出生時間不明としてデータ入力をする割合が増えてきたのです。20年ほど前には、占星術に興味を持っている人は、ほとんどの場合、自分の出生時間を知っていました。
なぜ、出生時間を入力しなくなったのか。
もしかして、親との関係性が変化してきているからなのかも知れません。つまり、親に聞くことができない状況が増えているのではないか、と。しかし、親になかなか聞けないとしても、知ったほうがいいでしょう。これは、人によっては、辛い確認作業になる場合もあるのですが、それでも、したほうがいい、と私は思います。
私自身、自分で出生天宮図を書こうと思った時、1の方法は取れず、母親の遺品の中から母子手帳を見つけることもできなかったため、2の方法も取れませんでした。祖母が「まだ暗い時間だったと思うんだけど・・・ああ、やっぱり桐箱にへその緒を入れておけばよかったのに〜」と嘆いていましたが。つまり、3にも非対応。
そのため、私は4の方法で調べました。この時、出生届閲覧の理由を書類に書かなくてはなりません。「占いのため」とは書きにくく、(別に書いちゃいけないというわけではないと思いますが)、「自己の存在理由の確認の為」と記載しました。
しかし、法務局の保管期間によっては、これは調べられない場合もあります。つまり、5までのいずれの方法でも調べられない、という人もいます。しかしそれは、(良いとか悪いとかいう意味ではなく)かなり特殊なことである、と考えてください。
私の師同然であったルルラブアさんは、1〜5までのいずれの方法でも誕生時間が判明しなかった人です。
戦時の防空壕の中で生まれたため、朝方という以外、はっきりした誕生時間はわからない、ということでした。「だって、いつ爆弾が落ちるかわからない状況で、誰も時計なんか見ていなかったから」だそうです。「占星術師なのに、皮肉でしょ。」と苦笑なさっていましたが。そしてこの話になると、ルルさんのお母様は必ず、「子供が生まれる前に空襲で命を落とすかも知れないという切羽詰った状況で・・・」と、涙を流されるのが常でした。
つまり、必ずしも誕生時間が判明するとは限りませんが・・・しかし、誕生時間を知るための経緯を通して見えてくる、各々の置かれた状況を知ることが大切なのです。
とにかく、照応論では、あなたが生まれた瞬間の天空(マクロコスモス)の時が、あなたの魂(ミクロコスモス)の中に受け継がれると考えます。これが占星術の基本原理です。すべては、そこから始まるのです。
秋月さやか
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