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火星が動いていません・・・誤作動?

約2年ごとに地上に接近して逆行する火星。その影響は・・・?

「火星が動かないのですが・・・プログラムの誤作動では? 火星逆行って何ですか?」複数質問

 火星は、2年2ヶ月間という周期で、地上(地球)に接近します。この前後に火星逆行が起こります。これは、地上から見ると、火星が天空の中を、いつもとは逆の方向に動いていくように見える現象です。
 逆行は、惑星特有の動きです。火星だけでなく、水星、金星、木星、土星にも逆行がありますが、内惑星の逆行と、外惑星の逆行は、その仕組みが異なります。逆行といっても、地上との関係性において逆行しているようにみえるだけです。(太陽と月は逆行しません。)
 
 さて、この逆行(レトログレード)の前後に、留(ステーショナリー)という現象があります。天空の中を進んでいる惑星の速度がだんだん遅くなっていって、ついに、ある1点で止まってしまったように見える、これが留(ステーショナリー)です。留がしばらく続いた後に、惑星は向きを変えて逆行を開始します。
 しかし、逆行しているうちに、やはりだんだん速度が遅くなっていって、再び留となります。しばらく動かないように見える期間があり、その後、また向きを変え、順行に戻って動き出します。

 火星がすみやかに順行している時には、1ヶ月間で20度ぐらい移動しますが、留の前には、だんだん動きが遅くなってきて…止まっているように見える留の期間に入るのです。2010年12月の火星は、留の期間を含んでいますから、1ヶ月間で2度ぐらいしか動きません。プログラムの誤作動ではありません。実際、天空の火星も動いていません。これは星空を眺めている方ならおわかりかと思いますが・・・現代人は星空を眺める機会が減りましたからね。
 そして12/20に逆行開始。2009年1月、2月、逆行。逆行期間中の移動は10度以内、つまり、留の前後は、動くとしても、その動きはかなり遅いのです。
 獅子座宮0度まで逆行し、2010年3月に留。その後、順行に戻りますが、3月も2度ぐらいしか移動しません。2010年4月になってようやく10度ぐらい移動、その後だんだん速度を回復していきます。
 
 火星逆行に関連する「留→逆行→留」という一連の動きは、かなり狭いエリアの中で生じます。最初の逆行前の留から、逆行終了の留までは、何ヶ月間かあり、その前後を含めると、半年間ぐらいに渡る大イベントになることが多いのです。
 
 マンデーン(社会占星術)では、火星の逆行は、戦いなど、世の中が大きく変化する予兆とされていました。
 逆行(レトログレード)についての占星術解釈はさまざまです。まあ、普段は起こらないことが起こるわけですから、混乱するという説もあるようです。
 個人の運勢についての影響は、人により違います。つまり、逆行が、あなたの天宮図(ホロスコープ)内のどこで生じるか、これが問題なのです。しかし、いずれの室(ハウス)で生じたとしても、運勢に、何らかの停滞や、揺り戻しが起こることだけは共通しているようです。
 
 今回の逆行はかなり長期に渡りますので、アスペクト運勢暦にも影響が生じます。改めて火星逆行の解釈を加えましたので、どうぞご利用ください!

秋月さやか

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