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2023年の星の動きデータ&占星イベント

2023年の星の動きデータ&占星イベント

 2023年の木星は、5月中旬(5/17)までは牡羊を、5月中旬(5/17)からは牡牛へと移動し、牡牛15で逆行、2023年には牡牛5まで戻ります。
 一方、土星は、3月上旬(03/07)に水瓶から魚へと移動。土星はこれから2年間、魚を運行することになります。
 天王星はあいかわらず牡牛(牡牛15-23)を運行、海王星も魚(魚22-27)を運行。
 冥王星は山羊から水瓶の移行期にあたり、3月下旬(03/23)から10月上旬(10/11)まで、一時的に水瓶に入ります。

 2023年の水星逆行は、おもに地の星座宮において発生しますが、2023年12月から2024年にかけては、山羊から射手へと移動し、地の星座宮(山羊)から火の星座宮(射手)へと移行していきます。

 金星は2023年6月上旬(6/05)に獅子へと入り、7月下旬(07/23)〜9月上旬(09/04)まで逆行し、10月上旬(10/09)に獅子を去ります。

 2022年秋からの双子での火星逆行は2023年1月中旬(1/13)に終了し、順行に戻った火星が双子を去るのは3月下旬(03/25)。なお、火星は2022年8月下旬からの約7カ月間、逆行を含めて双子を運行しました。


【水星の動き Mercury 2023 】

R山羊→2023/1/18D山羊→02/11水瓶→3/03魚→3/19牡羊→4/04牡牛(R4/21〜5/15)→6/11双子→6/27蟹→7/11獅子→07/29乙女(R8/24〜9/16)→10/05天秤→10/22蠍→11/10射手→12/01山羊(R12/13〜1/23)→1/23射手(R1/23〜2024/1/02)→2024/01/14山羊→2024/2/05水瓶→2024/2/23魚

【水星逆行】
 2023年の水星逆行は、地のエレメンツサインで発生。山羊、牡牛、乙女、山羊、そして2024年にかけて、山羊から射手へと移動。
◇水星逆行山羊(CapR24-08) 2022/12/29〜2023/01/18
◇水星逆行牡牛(TauR15-05)  2023/04/21〜05/15
◇水星逆行乙女(VirR21-08) 2023/08/24〜09/16
◇水星逆行山羊(CapR08-00) 2023/12/13〜12/23
◇水星逆行射手(SagR29-22) 2023/12/23 15:19〜2024/01/02

【水星の動きと逆行のしくみ】
 水星逆行は、水星が太陽の先を進んで太陽から最大に離れた状態(東方最大離角18度〜28度)の後に発生します。水星(内惑星)の軌道が、太陽と地球の間に入りこみ、地上から眺めた時に、水星がそれまでとは逆方向へと動いていくように見えるため。逆行初期には、水星が逆行して太陽に近づいていくように見えます。逆行開始から11日目ぐらいに水星は太陽と重なります。逆行している水星と太陽との合(コンジャンクション)は、太陽と地球との間で起こる内合です。この時、水星の姿は、太陽の光の中で見えません。
 太陽は順行して水星を追い抜き、水星は逆行して、太陽の後方へと遠ざかっていくように見えます。そして太陽に追い抜かれたのち11日後ぐらいに順行に転じます。水星の軌道は太陽の裏側に回り込み、水星が太陽の西側であって最大に離れるように見える西方最大離角が発生します。
 その後、水星は太陽を追いかけるように進んで太陽に追い付き、太陽と並びますが、この時の水星と太陽の合(コンジャンクション)は、地球から見て太陽の裏側で起こる外合です。水星の姿は太陽の光の中で見えません。その後、水星は太陽を追い抜いて進み、東方最大離角(18度〜28度)となったのち、逆行が開始されます。
 水星逆行期間は約21日前後、3週間ほどで、逆行度数は8度〜15度。なお、逆行中の内合と、順行時の外合との間隔は、53日間前後です。水星逆行は、約4ヶ月(120日サイクル)に一度の頻度で発生しますので、1年間に3回程度。
 逆行開始度数は120度前後で移動し、たいていの場合には120度弱ですが、何回かは同エレメンツの次サインで発生します。しかし場合によっては105度ほどしか移動せず、これが何回か繰り返されると、開始度数は次エレメンツサインへと移動していきます。
 水星逆行エレメンツサインは、約1年ごとに、水→風→地→火→水→風…と移行します。
 水星逆行を郵便物の遅延や交通機関の混乱と結びつける解釈をする占術家がいますが、実際にそのようなことは報告されていません。情報遅延や誤報が発生しやすいアストラル・サイクルとして約120日間という水星逆行サイクルを採用するかどうかは、各占術家の解釈次第です。

【金星の動き Venus 2023 】

山羊→2023/01/03水瓶→01/27魚→02/20牡羊→03/17牡牛→04/11双子→05/07蟹→06/05獅子(逆行07/23〜09/04)→10/09乙女→11/08天秤→12/05蠍→12/30射手→2024/01/23山羊

【金星逆行】
◇獅子金星逆行 R Leo(28-12) 2023/07/23 10:34〜09/04

【金星の動きと逆行のしくみ】
 金星が太陽の先を進み、太陽の東側に大きく離れる東方最大離角(48度前後)になると、その姿は日没後の西の空に宵の明星として輝きます。その後、金星の軌道は、太陽と地球の間に入りこみ、それまでとは逆方向へと動くように見える逆行開始。逆行する金星は太陽に近づいていくように見え、逆行開始から21〜23日目ぐらいに、太陽と重なります。逆行する金星と太陽との合(コンジャンクション)は、太陽と地球との間で起こる内合です。太陽に追い抜かれた金星はさらに逆行して太陽の後方へと遠ざかるように見え、金星の軌道が太陽の裏側に回りこむまで、逆行が続きます。金星逆行期間は約40日前後、6週間ほどで、逆行度数は15度前後。
 逆行終了直後の金星の運行は遅く、太陽からどんどん引き離され、金星が太陽の西側に大きく離れる西方最大離角は、逆行終了後に発生します。その後、金星は太陽を追いかけるように速度をあげて進み、太陽に並びますが、この時の金星と太陽の合(コンジャンクション)は、地球から見て太陽の裏側で起こる外合です。太陽を追い越した金星は、太陽の東側に大きく離れる東方最大離角となり、その後、金星逆行が繰り返されます。
 金星逆行は1年7ヶ月に1度の割合なので、発生する年としない年があります。同一サイン内で逆行が発生する場合、逆行前後も含めて、金星が長期間、ひとつのサイン内を運行することになります。
 金星逆行サインの次のサインに対し、衝(オポジション)となる前後のサインで次の逆行が発生します。つまり、逆行は、金星ひとめぐりと半周+サインひとつごとに発生することになります。かつて2021年の金星逆行は山羊で発生し、山羊の次サインの水瓶の衝(オポジション)となる獅子が、2023年の金星逆行サインとなります。

【火星の動き Mars 2023】

2022/08/20双子(R2022/10/30〜2023/01/13)→03/25蟹→05/21獅子→07/10乙女→08/27天秤→10/12蠍→11/24射手

 2022年10月末からの火星が終了するのが2023/01/13。順行に戻った火星が双子を去るのは2023/03/25。火星は約7カ月間、逆行を含めて双子を運行したことになります。

【火星逆行】
◇双子火星逆行 2022/10/30 22:27 〜2023/01/13(Gem25-Gem08 )(11/26Gem20 12/24Gam10)

【火星の動きと逆行のしくみ】
 火星は水星や金星のような内惑星ではなく、外惑星です。地球の外側を運行していく火星の速度は地球よりも遅く、地球が追い抜いていく時に、火星逆行が発生します。普通列車が走っている路線の脇を、後ろからやってきた急行電車が追い抜いていくところを想像してみてください。あなたは急行列車に乗っています。急行列車が普通列車に追い付いた時、2本の電車は一瞬、並んで走りますので、普通電車の動きが止まっているかのように、車両の中がよく見えるはずです。その後、急行列車は普通列車を追い越し、普通列車はどんどんと後ろに遠ざかっていきます。火星は先を走っていた普通列車で、後からやってきた急行列車が地球です。地球は火星を追い越して先へ進んでいき、しばらくすると、さきほど追い越した火星を追いかけ、追い付き、追い越します。
 地球が火星に並んだ時が、地上への火星接近、そして地球が火星を追い抜いた直後に、火星逆行が発生します。これは火星が(地球を挟んで)太陽に対し衝(オポジション)となる配置ですので、夜空には一晩中、火星が明るく輝いて見えます。火星逆行終了は、逆行する火星と太陽が衝(オポジション)となった約1か月後です。逆行終了後、順行となった火星は、後ろからやってきた太陽に追い抜かれます。太陽火星合(コンジャンクション)。それは、太陽火星衝(オポジション)ののち、約1年後ぐらいのタイミングです。火星は太陽の後を遅れながら進み、前回の逆行サインを越えてしばらく進んだあたりで、後ろからやってきた地球に追い抜かれて逆行開始、そして太陽と衝(オポジション)。地球がどんどん先へ進み、太陽と逆行する火星の角度が150度あたりになると、そろそろ逆行終了。
 火星逆行の周期は約2年2カ月ごとで、火星逆行期間は約2ヶ月間ちょっと、だいたい75日間前後で、その間の逆行度数は18度前後。逆行開始直後と、逆行終了直後は、ほとんど動かない留(ステーショナリー)と呼ばれる状態になります。逆行期間前後を含めて、1つのサインに半年ほど留まる場合がほとんどですが、前のサインまで戻ることもあります。
 火星と太陽の合(コンジャンクション)と衝(オポジション)は、1年1か月前後の周期です。

 たとえば2018年7月27日、逆行する火星は水瓶04で獅子04の太陽と衝(オポジション)。その1年1カ月後の2019年9月1日には、乙女08を順行している火星を、太陽が追い越し、火星太陽合(コンジャンクション)。それから1年後、2020年9月には牡羊で火星逆行が起こり、10月14日には、牡羊21で逆行する火星と、天秤21を運行する太陽の衝(オポジション)が発生。火星(順行)太陽合(コンジャンクション)の2019年9月1日から1年1か月後となります。
 2020年10月14日の火星逆行時の太陽コンジャンクション(合)から約1年後の2021年10月08日には、天秤15を順行する火星を、太陽が追い越して火星太陽合(コンジャンクション)、2022年10月30日に火星が逆行を開始し、2022年12月08日には、双子16で逆行する火星に対し、射手16を運行する太陽が衝(オポジション)となりますが、これは順行の火星太陽合(コンジャンクション)が発生した2021年10月8日の1年2か月後になります。

【木星の動き Jupiter 2023】

2022/12/20牡羊→2023/05/17牡牛(R09/04〜12/31)→2024/05/26双子

 2022/12/20に再び牡羊へ入った木星は、逆行せずに5か月間で牡羊を通過し、2023/05/17(05/17 02:21 )に牡牛へと進み、2024/05/2612/31 11:42)まで牡牛を運行。
Jup Ari(D00-29) 2022/12/20 23:33〜2023/05/17
Jup Tau 2023/05/17 02:21〜2023/12/31
      D Tau(00-15) 2023/05/17 02:21〜09/04 23:12
      R Tau(R15-05) 2023/09/04 23:12〜2023/12/31
      D Tau(D05-29) 2023/12/31 11:42〜2024/05/26
Jup Gem 2024/05/26 02:21〜
木星牡羊 2022/05/11 08:23〜10/28   1回めの牡羊運行    (約5か月2週間)
木星魚  2022/10/28 14:11〜12/20   3回めの魚運行     (約1か月3週間)
木星牡羊 2022/12/20 23:33〜2023/05/17 2回めの牡羊運行 (約5か月)
木星牡牛  2023/05/17 02:21〜2024/05/26 牡牛運行は1回のみ(約12カ月)
→木星牡羊運行は計 10か月 2週間
→木星牡牛運行は約12カ月

【木星の動きと逆行のしくみ】
 木星は、約12年で全天を一周します。従って1年で約30度前後移動していくことになります。が、30度を順行するわけではありません。
 木星は(火星と同様に)外惑星ですので、木星を地球が追い越して進む時に、逆行が発生します。地球は、1年で全天を一周しますから、木星の速度の12倍です。地球が木星を追いかけ、木星に並び、そして追い抜いたのち、木星逆行。木星逆行の前後には、木星は太陽の反対側にあって木星太陽衝(オポジション)。一晩中、夜空に輝きます。逆行期間は約4カ月間、その間に木星は10度ほど戻ります。前サインに戻ることもあります。木星太陽衝(オポジション)が発生した2か月後ぐらいに木星逆行は終了。その後、順行となった木星の移動速度はだんだんと速くなり、8カ月ほどで45度前後を移動して次のサインへと入ります。木星順行時の木星太陽合(コンジャンクション)は、木星太陽衝(オポジション)の半年後から7カ月後ぐらいに発生。逆行終了のち8〜9カ月後ぐらい順行して45度移動し、それから次の逆行に入って4カ月間で10度ほど戻るといったサイクルの繰り返しです。

 2020年の例でいえば、木星は2020/12/19に水瓶へ入り、2021/05/14には魚へ入って2021/06/19に魚02まで順行、9カ月で45度移動します。2021/06/19から逆行開始、07/28には水瓶へと戻って10/18まで逆行。2021/06/19に魚02、10/18には水瓶22まで戻るので10度逆行。45度進んで10度戻っています。
 順行、逆行に伴って木星がサイン移動(イングレス通過)することもありますので、運行期間は2回にわたることが普通です。稀に3回発生。イングレス・チャートは、木星がそのサインにある時の傾向を占うために使用するものです。私はかつて、イングレスは1回め(順行)を採用する、と学びましたが、順行であるなら2回めのイングレスチャートを作成する意味はありそうだと考えています。

【土星の動き Saturn 2023】

2020/12/17 14:05水瓶→2023/03/07 22:36魚(R06/18〜11/04)(R2024/06/30〜2024/11/15)→2025/05/25 12:37牡羊(R2025/07/13〜09/01)→2025/09/01魚(R2025/09/01〜11/28)→2026/02/14牡羊

 土星は2023/03/07 22:36に魚へ入り、2025/05/25までの約2年2カ月、魚を運行。(再び2025年9月から2026年2月半ばまでの6カ月半、魚を運行)
Sat Aqu2020/12/17〜2023/03/07
    D Aqu(06-25)2021/10/11〜2022/06/05
    R Aqu(25-18) 2022/06/05〜2022/10/23
    D Aqu(18-29) 2022/10/23〜2023/03/07

Sat Pis2023/03/07 22:36〜2025/05/25
    D Pis(D00-07) 2023/03/07〜2023/06/18         
    R Pis(R07-00) 2023/06/18〜11/04
    D Pis(D00-19) 2023/11/04〜2024/06/30
    R Pis(R19-12) 2024/06/30〜2024/11/15
    D Pis(D12-29) 2024/11/15〜2025/05/25

Sat Ari 2025/05/25〜2025/09/01
    D Ari 2025/05/25〜2025/07/13
    R Ari 2025/07/13〜2025/09/01

Sat Pis 2025/09/01〜2026/02/14
    R Pis 2025/09/01〜2025/11/28
    D Pis 2025/11/28〜2026/02/14
土星水瓶 2020/03/22 12:59〜2020/07/02 1回めの水瓶運行(3か月間)
土星水瓶 2020/12/17 14:05〜2023/03/07 2回めの水瓶運行(2年4か月間)
土星魚  2023/03/07 22:36〜2025/05/25 1回めの魚運行(2年2カ月)
土星魚  2025/09/01 17:08〜2026/02/14 09:13 2回めの魚運行(6カ月半)
→土星水瓶運行は2年7か月間
→土星魚運行は2年8カ月半

【土星の動きと逆行のしくみ】
 土星は、約30年で全天を一周。目に見える惑星の中で、もっとも動きの遅い星です。1つのサインを、2〜3年かかって移動します。
 土星が全天を1周するには、30年という長い時間が必要です。30年たてば、子供は大人になり、次の世代も誕生しているでしょう。親世代は祖父母世代になり、祖父母世代は世を去っているかもしれません。世代交代に伴って世の中も大きく変わります。
 土星は(木星と同様)外惑星ですので、土星を地球が追い越して進む時に、逆行が発生します。地球は、1年かかって太陽の周りを回っていますので。1年に一度、地球は土星を追い越します。地球が土星に並んで追い抜いたのち、土星逆行。土星逆行の前後には、土星は太陽の反対側にあって土星太陽衝(オポジション)となり、一晩中、夜空に輝きます。
 2020年の例でいうなら、土星は2020年9月下旬から順行(山羊17)、2021年5月まで順行して水瓶13まで進みました。8カ月で26度順行。その後、後5カ月近く逆行し、水瓶6度まで戻ったので、7度戻り、1年1カ月で19度を移動したことになります。
 順行、逆行に伴って土星がサイン移動(イングレス通過)することもありますが、逆行時の度数が少ないので、逆行に伴うサイン移動は木星に比べれば少なくなります。イングレス・チャートを作成することは、木星と同様です。
 土星の動きは遅く、30年の間に、木星に1〜2度追い抜かれます。木星と土星が同サイン内で並ぶと大合(グレートコンジャンクション)が発生します。大合(グレートコンジャンクション)は20年に一度の周期で発生します。
 大合(グレートコンジャンクション)の発生地点は、20年ごとに、約240度移動します。2000年の6月の大合(グレートコンジャンクション)は、牡牛22度〜23度。そして2020年には山羊29で発生したので、247度移動しています。そして2040年10月の大合(グレートコンジャンクション)は、天秤17〜18度で発生しますので、240+17=257度です。
 さて、1800年〜2000年までのグレートコンジャンクションは、おもに地の星座宮で発生し(2000Tau 1960Cap、1941Tau、1920Vir、1901Cap)、しかし2020年からは風の星座宮に移行し、これから200年間の世界の流れを象徴すると考えられています。アストロロジャーのみならず、スピ系の人々が「風の時代」といっている根拠は、大合(グレートコンジャンクション)の星座宮移動のことです。

【天王星 Uranus 2023】

2019/03/06 17:28牡牛→2025/07/07 16:46 双子→2025/11/08牡牛→2026/04/26双子

 2019年に牡牛に入った天王星は、2025/07/07まで牡牛を運行。いったん双子に入りますが、2025/11/08から2026/04/26までもう一度、牡牛に戻ります。
Ura Tau 2019/03/06〜2025/07/07
  R Tau(18-14) 2022/08/24〜2023/01/23
  D Tau(14-23) 2023/01/23〜2023/08/29
  R Tau(23-19) 2023/08/29〜2024/01/27
  D Tau(19-27) 2024/01/27〜2024/09/02

 R Tau(27-23) 2024/09/02〜2025/01/31
 D Tau(23-29)  2025/01/31〜2025/07/07

 Gem 2025/07/07〜2025/11/08
  D Gem(00-01) 2025/07/07〜09/06
  R Gem(01-00)09/09〜11/08

 Tau  2025/11/08 11:23〜2026/04/26
  R Tau(29-27) 2025/11/08〜2026/02/04
  D Tau(27-29) 2026/02/04〜2026/04/26
天王星牡牛 2018/05/16 00:18〜2018/11/07まで 1回め牡牛運行 約6カ月間
天王星牡牛 2019/03/06 17:28〜2025/07/07まで 2回め牡牛運行 6年4カ月間
天王星牡牛 2025/11/08 11:23〜2026/04/26まで 3回め牡牛運行 6カ月間
→天王星牡牛運行(7年4カ月)

【天王星の動きと逆行のしくみ】
 天王星は、望遠鏡によって発見された土星以遠惑星、トランス・サタニアンです。(1781年3月13日 ウィリアム・ハ―シェルが発見)
 約84年で全天1周。1サインを約7年で移動します。逆行が起こる仕組みは、土星と同様です。地球が動きの遅い天王星を、1年に一度、追い越したのちに逆行が発生します。
 天王星は平均すれば1年で30度÷7年=4度ほど移動することになるわけですが、順行時には7カ月で8度ほど進み、その後、逆行が5カ月ほど続いて4度ほど戻り、進んだり戻ったりを繰り返しながら、サインを通過していきます。

【海王星 Neptune 2023】

2011/04/04 22:52魚→2011/08/05 11:55水瓶→2012/02/04 04:04魚→2025/03/30 21:00牡羊→2025/10/22 18:49魚→2026/01/27 02:38牡羊

海王星は2011年から2025年まで、おもに魚を運行。
Nep Pis 2011/04/04〜2011/08/05  2012/02/04〜2025/03/30  2025/11/22〜2026/01/27
D pis(22-27) 2022/12/04〜2023/07/01
R Pis(27-24) 2023/07/01〜2023/12/06
D Pis(24-29) 2023/12/06〜 2024/06/02
R Pis(29-27)  2024/07/02〜2024/12/08
D Pis(27-29)2024/12/08〜2025/03/30
海王星魚 2011/04/04から2011/08/05 1回めの魚運行 4カ月間
海王星魚 2012/02/04から2025/03/30 2回めの魚運行 13年2カ月間
海王星魚 2025/10/22から2026/01/27 3回めの魚運行 3カ月間
→計13年9カ月間

【海王星の動きと逆行のしくみ】
 海王星は、1846年9月23日に発見されました。天王星のさらに外側を回っています。全天を1周するのは165年ですので、ざっと天王星の2倍の時間がかかることになります。1サインに留まる期間も天王星の2倍で14年間。海王星が特定のサインを運行する14年内のうちに1度は、木星が海王星と並びます。しかし、土星は、14年間のうちに必ず海王星のあるサインに入るわけではありません。
 たとえば、海王星が魚を運行する期間内において2022/04/12 23:44に海王星木星合(コンジャンクション)が発生します。
 土星は2023/03/07に魚へと入りますが、海王星はすでに魚の終わりを運行しており、土星が海王星に追い付くまでに、魚を去ってしまいますので、魚において土星海王星合(コンジャンクション)は発生しません。海王星と土星が合(コンジャンクション)になるのは、海王星が牡羊に入ってからの2025年8月、牡羊1において。そして2026年2月牡羊0においてとなります。

【冥王星(準惑星) Pluto 2023】

2008/01/26山羊→2008/06/14射手→2008/11/27山羊→2023/03/23水瓶→2023/06/11山羊→2024/01/21水瓶→

 2023年の冥王星は山羊から水瓶への移行期にあたり、2023/03/23から6/11まで水瓶に、2023/10/11から2024/01/21までは再び山羊へ戻ります。
Plo D Aqu(D00-00) 2023/03/23 21:14〜
Plo R Aqu(R00-00) 2023/05/02 02:10〜

Plo R Cap(R29-27) 2023/06/11 18:48〜
Plo D Cap(D27-29 )2023/10/11 10:12〜

Plo D Aqu(D00-    )2024/01/21 09:51〜
冥王星山羊 2008/01/26 11:38〜2008/06/14(1回めの冥王星山羊運行 5カ月)
冥王星射手 2008/06/14 14:14〜2008/11/27
冥王星山羊 2008/11/27 10:04〜2023/03/23(2回めの冥王星山羊運行 14年4か月間 )
冥王星水瓶 2023/03/23 21:14〜2023/06/11
冥王星山羊 2023/06/11 18:48〜2024/01/21(3回めの冥王星山羊運行 8カ月間)
冥王星水瓶 2024/01/21 09:51〜
→冥王星山羊運行 計15年5カ月間

【冥王星(準惑星)の動きについて】
 まず、冥王星は準惑星です。なぜ惑星ではないのか、その大きさが月よりも小さいということが、冥王星が準惑星となった理由の1つです。
 さて、冥王星の公転周期は248年。全天を248年かかって1周します。冥王星が発見されたのは1930年2月18日。冥王星は肉眼では見えず、しかもその発見は望遠鏡ではなく、写真からでした。
 冥王星が発見されたのは蟹、現在、冥王星は山羊から水瓶へと移行しつつあり、12サインのうちすでに7サインを通過しています。冥王星の軌道は楕円で、各サインを通過する時間は不均等です。
(蟹に入ったのは1912年であったと考えられ、それから1939年までの27年間、蟹を運行、1938年から1958年までの20年間を獅子、1958年から1972年までの14年間を乙女、1972年から1984年までの12年間を天秤、1983年から1995年までの12年間を蠍、1995年から2008年までの13年間で射手を通過しています。)

 冥王星の軌道はいびつで、1978年から1999年まで、冥王星の軌道は海王星の内側に入り込んでいたため、太陽系最遠の惑星は海王星でした。占星術師たちが冥王星を重視したのは、冥王星を太陽系最遠の惑星であると考えたためですが、冥王星のさらに外側にも太陽系の天体(準惑星、彗星)が存在します。冥王星の双子と称されることもあるエリス(Eris)は、冥王星よりも遠いところを回っており、その公転周期は560年です。しかし、冥王星もエリスも、質量の小さい準惑星で、これらは小惑星と同列とみなすべきであるとされています。(つまり、冥王星を占星術上の惑星として扱うのであれば、小惑星の存在もまた重視しなくてはならないという問題を引き起こしてしまいます。従って、冥王星を占星術上においても重視しないという考え方には筆者は賛成ですが、このあたりは占術家によって意見が異なるところでしょうか。)
 冥王星は、そのネーミングから、占星術的にも重視されるに至りましたが、しかし、占星術を名前占いと混同してはならない、というのが筆者の意見です。

【占星イベント 特徴的な惑星配置 2022〜2023〜2024】

・海王星と木星のコンジャンクション(合) 2022/04/12 23:44
 魚を運行する海王星と、木星のコンジャンクションは、約13年に一度発生する配置ですが、魚での発生は1856年以来、162年ぶり。1856年は海王星が発見された10年後なので、海王星発見から、2回めの魚における海王星木星合(コンジャンクション)となります。

・冥王星と火星のコンジャンクション(合) 2024/02/13 21:00頃
 火星冥王星合(コンジャンクション)自体は、2年半に一度ぐらい発生しますが、冥王星が水瓶に入った直後に、火星も水瓶に入り、冥王星を追い抜いて進みます。火星は外惑星ですが、占星術では大惑星の扱いにはならないので、必ずしも重要度が高いというわけではありません。

・天王星と木星のコンジャンクション(合) 2024/04/21 11:28
 木星が牡牛に入るのは2023年ですが、牡牛を運行する天王星を木星が追い抜くのは2024年に入ってから。天王星と木星のコンジャンクションは13年に一度ぐらいの割合で発生し、13年前の木星と天王星のコンジャンクションは、2011/01/03に魚で発生しています。
 牡牛を運行する天王星と木星とのコンジャンクション(合)は、かつて1858年に(つまり164年前)牡牛29で発生。1858年は安政五年、幕末。黒船、日米修好通商条約。中国ではアロー戦争、天津条約。蒸気機関車はすでにあったが、ガソリン自動車はなく、飛行船もこれから。

・海王星と土星のコンジャンクション(合) 2026/02/21 01:54
 2023年に魚に入った土星は海王星を追いかけますが、土星が追いつく前に海王星は牡羊へと入り、その直後に土星が牡羊に入って、海王星を追い抜きます。
 海王星と土星のコンジャンクションは33年前、1989年に山羊で発生、この時には天王星も山羊にあり、ベルリンの壁崩壊、そして長かった昭和が終わった年。
 海王星が発見されたのが1846年、それからまだ176年なので、すべてのサインにおける海王星土星のコンジャンクションが経験されたわけではありません。

【ドラゴンポイント 龍頭&龍尾 2023】

 ドラゴンポイントとは、太陽の軌道である黄道と月の軌道である白道の交点の移動を繋いだ架空の軌道を運行する架空の感受点です。通常の惑星とは逆向きに運行します。ドラゴンポイントは昇交点と降交点の2カ所。昇交点がドラゴンヘッド(龍頭)、降交点がドラゴンテイル(龍尾)。この架空のポイントは1年に19度ずつ移動(逆行)し、約18年で全天を1周します。従って、ひとつのサインを約1年半で通過します。
 ドラゴンポイントの前後18度以内で起こる新月は日蝕に、満月は月蝕となります。太陽がドラゴンポイント近くを運行する期間を「蝕の季節」と呼びます。ドラゴンポイントは、ヘッド(昇交点)とテイル(降交点)が180度の関係性のため、およそ半年に一度の割合で、日蝕と月蝕のセットが発生します。日蝕と月蝕がそれぞれ1回ずつですが、稀に、2回発生する場合があります。

・ドラゴンヘッド牡牛期間 2022/01/19 03:23→2023/07/18 04:48
 牡牛と蠍がおもな蝕のサインとなります。この1年半は、太陽が牡牛と蠍を運行する期間を中心に、蝕が発生します。つまり、太陽が黄経30度〜60度未満を運行する04/20 頃から2022/05/21頃までのいわゆる牡牛月、そして太陽が黄経180度から210度未満を運行する10/23頃から2022/11/22頃までの蠍月の新月と満月において日蝕月蝕が発生しやすくなりますが、例外的にその前後の新月と満月で、日蝕、月蝕が発生することもあります。

・ドラゴンヘッド牡羊期間 2023/07/18 04:48→2025/01/12 08:04
 牡羊と天秤がおもな蝕のサインとなります。太陽が牡羊を運行する牡羊月、つまり春分の日(黄経00度)からの1か月間、そして天秤を運行する天秤月、秋分の日(黄経180度)からの1か月間の新月と満月において、日蝕月蝕が発生しやすくなります。

【日蝕&月蝕 2023】

NewMoon 2022/05/01 05:29  (JST) 10TauE
FullMoon 2022/05/16 13:15(JST)  25ScoE
NewMoon 2022/10/25 19:50  (JST) 02ScoE
FullMoon 2022/11/08 20:03 (JST) 16TauE

NewMoon  2023/04/20 13:14(JST) 29Ari E
FullMoon 2023/05/06 02:35 14(JST)Sco E
NewMoon  2023/10/15 02:56 (JST)21Lib E
FullMoon 2023/10/29 05:25 05(JST)Tau E

【四季図 2023】

・冬至図 Cap00 2022/12/22 06:49(JST)Winter solstice (国立天文台データ06:48)
・春分図 Ari00 2023/03/21 06:26(JST)Spring Equinox   (国立天文台データ06:24)
・夏至図 Can00 2023/06/21 23:59 (JST)Summer solstice (国立天文台データ23:58)
・秋分図 Lib00 2023/09/23 15:51(JST)Autumnal Equinox (国立天文台データ15:50)
・冬至図 Cap00 2023/12/22 12:28(JST)Winter solstice (国立天文台データ12:27)
(アメリカンエフェメリスと国立天文台データとは、1〜2分ほど異なる場合があります。)

秋月さやか

占術解説 > 2023年の星の動きデータ&占星イベント

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