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星と地上の関連

 人々は、いつしか地上の出来事と天上界の出来事を関連づけるようになりました。月の満ち欠けは、地上の潮の満ち干を司っています。特定の星が夜空に輝くと、季節が移り変わり、春や夏がやって来ます。つまり、月の満ち欠けは、潮の満ち干の前兆。そして、星は季節という自然の巡りを知らせる先駆けなのです。

 ある星が夜明け前に東の空に輝くと洪水が起こることに気づいた人々もいました。そして人々はその星を洪水をもたらす星と言い伝えるようになります。穀物の刈り入れの頃に輝く星は、いつしか穀物の恵みを象徴する星と信じられるようになっていったのです。

 

 天上で起こる出来事と、地上で起こる出来事が、次第に関連づけられるようになっていきました。日蝕、月蝕、星蝕などが起これば、その不吉な様相から、それは地上に起こる災害や不吉な出来事の前触れであると人々は信じました。惑星が逆行し、ひとつところを行ったり来たりするのは、何かが滞り、うまく運ばないという天空の神の意思なのだと人々は思ったのです。たとえば火星の動きに変わったことがあると、それはほどなく地上に起こる戦いの予兆と信じられました。見慣れない彗星があらわれると、それは天変地異の前触れだと考えられたのです。

 

 占星術の発祥地とされるバビロニア地域で発掘された楔型文字文書、「エヌマ・アヌ・エンリル」、古代中国の「史記」などには、恒星と惑星の合に関する記述と、その天体現象が地上にもたらす現象(災害、戦いや権力者の運命、収穫など)が多く記されています。

占術研究家 秋月さやか

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