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体内に宿る時

 そして人々の体の中にも、天空の時は宿っています。

 太陽の巡りに合せて活動する肉体。それは、時計を見なくても、ほぼ24時間の周期で目覚めたり、特定の時間に眠くなるようなリズムを持っています。

 しかし、もし真っ暗な中で生活したとしたら、眠くなる時間は、1日に約50分ずつ遅くなっていくのだといいます。つまり、1日が24時間と50分になるのです。

 それは、月が地上を巡る時の長さと同じ。月の出は、1日に50分ずつ遅れていきます。次第に遅く昇り、満ち欠けしていく月。太陽の光を浴びなければ、人は月の周期のリズムに従って生活するようになるのです。

 

 医学や生物学や物理学などの研究者たちが、体内に有する天体のリズムについての研究を次々に発表しています。

 生物には固有に体内時計という内面の時の周期が備わっています。人間の体の中に存在するさまざまな内分泌系は、それぞれの周期を持って活動していますが、その周期に、太陽や月など、天体の周期が影響しているのではないか、と考えられ始めているのです。腎臓は、太陽の生み出す昼夜のくり返しに対応して働きます。子宮は月の周期の29.5日に対応して排卵を繰り返します。

 「宇宙の時と人の時」というかつて占星術が論じていた問題を、現代の人々は、新しい側面から再び解明しようとしているのかも知れません。

占術研究家 秋月さやか

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