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初夢公開鑑定2009 バックナンバー

 今年もたくさんの夢のご応募、ありがとうございました。
 初夢にはどうやら、年毎の傾向というのがあります。まず、今年の傾向として、干支の夢が多かったように思います。(昔の日本人は、干支があらわれる夢をもっと多くみていたようです。最近の和風ブームで、干支が復活しつつあるのでしょうか。)
 また今回は、海、水、魚、いるか、といったキーワードがたくさん出てきました。これは、水、海など環境問題への関心も影響しているのでしょうか。また同時に、飛行機の夢も、結構多かったんです。
 長年、初夢公開鑑定を実施しておりますが、本当に年毎に特徴があるのは、なかなか不思議なことです。

 ご応募いただいたすべての夢に目を通しておりますが、公開鑑定という性質上、まずはめでたい夢、たくさんのみなさんに共感を持って読んでいただける夢、他の方にも参考になる夢、ということを基準に選んでいます。
 なお、夢解釈の都合上、お送りいただいた内容をわかりやすく編集、文章の一部分削除等をしているものもありますのでご了解ください。
 今年も「秋月さやかのドリームメッセージ」をよろしくお願いいたします。

当選者は、以下4名の方です。
秋月さやか


2009年初夢公開鑑定当選発表

・型抜きログハウスの夢 (ハンドルネーム スィートピーさん)
 夢の中で私は近くの神社に行きました。神社ではちょうど縁日が催されていて、そこには大人向けの「型ぬき」がありました。(一生懸命型をぬいて、欠けずにきれいに抜けたら、何かもらえる、という露店です。)大人向けの型抜きは立方体を千枚通しでコリコリと削っていくもので、中身の形が不明です。私も千枚どおしをつかって慎重にカリカリと削り、中から、小さな小屋が出てきました。(ログハウスみたいな小さな小屋でした。)「おぉ、やった!」というところで目が覚めました。

 スィートピーさんこんにちわ。(注・スィートピーさんは新婚です。)
 たぶん、懐妊を告げる夢、あるいは近々子供に恵まれる夢だと思われます。新婚の女性が家を建てる夢を見たら、子供を授かる夢、これは伝統的にそう言われているのです。ただ、子供以外の可能性もあるとは思います。実際の新居購入の可能性、あるいは、ログハウスということから、別荘やセカンドハウスの購入の可能性もあるのかな?と。その、ログハウスみたいな小さな小屋は、どんな形をしていたのか、思い出してみてください。
 縁日や型抜き、といった、いわゆる調べにくい言葉が登場しているので、解釈が難しいと感じるかも知れませんが、上の文章を要約すると、「ミニチュアのログハウスを作成する夢」というように言い換えてみることができるかと思います。夢の解釈は、まず、自分の見た夢を書き出す、そして、よりわかりやすい文章に書き換えてみる、という手間をかけることで、解釈がしやすくなるのです。



・鏡餅と青いインクの汁の夢 (ハンドルネーム poohさん)
 乗ったバスの入り口で知らない人に鏡餅を渡されそうになり、鏡餅を見ていると、台の部分からインクのような青い汁が流れてきました。
 携帯に彼氏から「やっぱり好きな人ができた(笑)」とメールが届きました。バスを降りたら、また鏡餅を渡されそうになり、鏡餅の下から青い汁のようなものが滲み出していました。バスはその恋人と一緒に乗っていたような気がします。台から染み出る青色とメールの「(笑)」の文字が気になりました。

 poohさん、こんにちわ。こちらは正直申し上げて、解釈がなんとも難しい夢ということで取り上げさせていただきました。ご了解ください。
 まず、どういう時に恋人が(笑)という文字をつけるのか。そのクセは、他の人にはわかりません。夢は個人の記憶を基にしているので、そうした個人的なクセの部分の解釈が絡んでしまうと、理解不能になってしまうのです。
 鏡餅の下からインクのような青い汁、というのもイメージとしては難解です。鏡餅を渡されること自体は、とても良い夢であるはずなのです。しかし、鏡餅が、食べられないような状態(たとえばカビが生えているなど)であるとすると、それは逆に凶意になります。つまり、その鏡餅は食べられるのか?食べられないのか?それが問題です。この部分は、よく夢を思い出しながら考えてみてください。食べられそうな気がしたか、どう考えても食べるのは無理のような感じだったのか?
 また、この夢では、恋人と一緒にバスに乗っているはずなのに、携帯にメールが届くというのは、私からすると違和感を感じるような内容で、それだけ読んだら、「お互いに本心を伝え合えていない」ことをあらわしているような気がします。でも、もしかしたら今の恋人たちはそうなのかなぁ?もしもそれがいつもの2人にとって自然なことなのだとすると、たぶん、私の夢解釈は、まったくあたらないと思いますよ。私もpoohさんの夢は、難解な夢ということで興味があります。いわば私の宿題ですね。もしよろしければ、今後の展開など(夢解釈があたっていたのかいないのか)、窓口までご一報ください。お待ちしております。



・鳥が手にとまる夢 (ハンドルネーム ゆうさん)
 舗装された道から、ガードレールを越えて下りていく。そこは緑色に輝くきれいな山並み(森)が遠くに見えて、緑色の草原が広がっている清々しい場所だった。こちらへ向かって、山の方から鳩が飛んできた。紫色と緑色に輝く美しい色の鳩だった。その次に、白色に黄色が入った小鳥が飛んできた。その後、私は腕を伸ばして、肩の高さ位まで手(左手だったと思う)を上げ、その手に鳥がとまってくれたらいいなぁと思った。すると、今度は、薄いオレンジ色をしたカナリアのような小鳥が飛んできて、私の手にとまったので、私はとてもうれしかった。

 ゆうさん、こんにちわ。夢を幾つかご応募いただいていますが、この夢は、いちばんわかりやすく、良い夢ということで、選んでみました。
 舗装された道からガードレールを越えて草原に降りていく夢ですが、これは、ちょっとリラックスして、自由な時間を過ごしたいという願望のように思われます。その舗装された道は、本当はどこへ続いていたのでしょうか?どこへ行こうとしていたのか、思い出してみてください。
 そして草原で出会うのは、3羽の鳥です。紫色と緑色に輝く鳩。白色と黄色の小鳥。オレンジ色のカナリアのような小鳥。これは、友人をあらわしているような気がします。すでに知っている友人の中で、それぞれの鳥のイメージに近い人はいますか?あるいは、人でなくても、その3羽に相当するような出来事や趣味をあらわしているのかも知れません。
 つまり、今年は、ちょっとリラックスする年になるでしょう。そして、3人の友人(あるいは趣味)と出会います。3人目(あるいは3つめ)の友人や趣味が、ゆうさんにとって、幸運をもたらしてくれることになるでしょう!



・子豚を捕まえ、カエルに変わる夢 (ハンドルネーム tomさん)
 ハムスターほどの大きさの白とピンク色をしたかわいい子豚。私は、その子豚の身体をシンクで洗っていた。でも、その子豚は逃げ回り、泡がついたままの状態で部屋の中をあちこち走り回っていた。私は、それを捕まえようとするが、石けんがついているためか、滑って捕まえられない。すると、兄が「これは捕まえないといけないね」と言って、その子豚を一回で見事に捕まえた。兄が、手の中に豚を捕まえたと思ったら、豚がかわいいカエルに変わっていた。

 tomさん、こんにちわ。
 豚、カエル、共に、とても良い意味です。子豚ですから、可能性をあらわします。それが逃げ回っていたというのは、なかなか形にならない物事、てこずっていた物事をあらわしていたのではないでしょうか。子豚を洗っている、ということですから、あれこれ考え直したりしながら、なんとかしようとなさっていた、そんな物事があるのではないでしょうか。
 豚、つまりイノシシですよね。イノシシ年、となると、まずひとつの解釈として2年前に始めた出来事を意味しているのでは?と思われます。干支が夢にあらわれることは、日本人の夢の中では結構あるのです。『兄が「これは捕まえないといけないね」と言って、その子豚を一回で見事に捕まえた。』ということで、お兄様、あるいは誰か他の方に手伝ってもらうことで、それは形になる、今年はようやく叶う、という意味なのではないかと解釈されます。
 あるいは、ご家族の中に、イノシシの干支の方がどなたかいらっしゃった場合には、そのご家族に関する出来事を意味しているとも考えられます。子豚ですから、イノシシの干支のお子さんとか。
 そして捕まえた子豚がカエルに変わる。カエルは再生の象徴なのです。一度は諦めかけたことが再生する、改めて叶う、そういった解釈になるかと思います。では、いったい何が叶うのか、ということですが…。この部分については個人差があります。子豚は、金運をあらわしていたり、愛情をあらわしていたり、さまざまに変化するのです。子豚がいったい何を意味しているかについては、ご自身にとって可能性になりつつあること、実現したいと願っていることって何だろう、と、考えてみてください。きっと思い当たることがあるのではないでしょうか。

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