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初夢公開鑑定2006 バックナンバー

 初夢公開鑑定2006年のご応募ありがとうございました。今回もなかなかの力作揃いで、3点に絞りきることができず、6点、とりあげてしまいました〜。
 しかし、本年の応募は、今までに比べ、応募数が少なかったようです。
 夢は誰でもが毎晩見るといわれます。が、見た夢を覚えていないと、「夢を見なかった」ということになってしまいます。夢占いは、夢を見なくては(覚えていられなくては)できません。つまり、夢を覚えている人が少なくなっているのかな、という気もします。

 夢を見ているうちに起きてしまう(Q2・「ものすごいびっくりしてうわあ!と叫んだところで目が覚めた」)というケースでは、必ず夢を覚えていますが、これは稀です。また、こういう夢の見方をする時は、不安が強いものです。
 朝目覚めて、ああそういえばこんな夢を見た、と夢を思い出す、これが自然な夢の思い出し方です。しかし、夢を思い出す時間がないうちにあわただしく起きてしまうと、夢を忘れてしまいます。
 つまり、夢を忘れないで思い出すためには、朝、少しゆっくりとする時間が必要なのです。現代人の生活は、朝、ゆっくりするような時間がどんどんなくなっているのかも知れませんね。忙しい生活の中で睡眠時間を削るという選択をしている人もいるかも知れません。が、心の健康のためには、どうか睡眠時間と朝のゆっくりした起床時間を大切にしてください。(注・別に早起きする必要はありません。)
 睡眠時間というのは、完全に自分自身の時間なのです。誰も邪魔することのできない時間。睡眠中に、人は心の中を整理したり、精神的なダメージを修復すると言われています。そのための時間が削れらてしまっては・・・自分自身の心のメンテナンスができなくなってしまいます。夢を見ない(思い出せない)という状況は、心の健康にとっては、あまり良いことではありませんね。どうか今年は、夢を思い出す時間を作るゆとりを心がけてください!

 とはいいながら、私個人も、2005年後半から、安眠できにくい日々が続きました。原因は近所の騒音です。(我が家の寝室は準防音仕様なのですが、それでも防ぎきれない騒音でした。)騒音の中で眠ってみてわかったことは、とにかく雑夢が多いのです。せっかく意味のある夢を見ても、雑夢の中に埋もれてしまってわかりにくくなってしまうようです。今回、初夢鑑定の応募メールを読みながら、そういえばどんな初夢を見たっけ?と自分の初夢を思い出そうとしてみたのですが、鮮明な印象の夢をほとんど見ていないということに、改めてびっくりしました。
 また、騒音の中で長時間眠ってみても、寝覚めの時にすっきりしません。眠っていても無意識のうちに騒音を聞いていますので、心が疲れてしまうようなのです。安眠できる環境作りのために、社会的な環境の保全(各自治体が騒音についての規制を考える)ことも必要だと感じました。
 眠りの中から夢が紡がれ、そして運命が創り出されるとするなら、質の良い眠りを得られるような環境つくりのための努力も大切なこと。たとえば、寝室のカーテンを防音効果のある厚手のものにしてみるとか、枕を眠りやすいものにしてみる、そういう工夫だけでも、眠りの質を向上させることができますし、よりよい夢見の効果があることでしょう。

秋月さやか


2006年初夢公開鑑定当選発表

・会社帰りの電車の夢  (ハンドルネーム puniさん)
 グループ会社の人に恋をしています。その人と会社帰りの電車に乗り合わせていて、私が「ここで降ります」と告げると、その人が降りるなと私の手を引っ張る夢です。電車は座れない程度の混みようでした。

 この場合の電車は仕事(職場)を意味しています。座れないほどに混んでいる電車は、忙しすぎる仕事を意味している場合が多いのです。帰宅の電車の夢は、帰るところ、つまり家庭や安らぎの場所を求めている場合によく見る夢です。そろそろ落ち着きたいと考えているようですね。
 さて、電車の行き先はどこでしたか?いつも乗っている路線でしたか?もしも、まったく知らない路線や駅が登場していたなら、その場所が、これからの引越し先や、運命的な手がかりの場所になっていることが多いのです。
 あなたが電車を降りようとするのは、これから仕事を辞めようかどうしようかと迷うことを告げています。が、結果的には、続けることになりそうです。もしかしたら、その人のいる会社に移動することも考えられるでしょう。つまり、その人との距離は近くなるでしょうし、係わり合いもありそうです。恋愛に発展する可能性もありそうですが、この夢からは、まだはっきりとそう言えるかどうかはわかりません。その人が「手を引っ張る」のは、仕事の関わりのためとも考えられるからです。
 いずれにしろ、電車は仕事も含めた人生の行き先を象徴しています。あなたはこれからどこへ向かいますか?人生の進み方についても考える必要がありそうですね。



・サソリ(害虫)の夢  (ハンドルネーム MQさん)
 暗闇の神社の境内を玉砂利の音を聞きながら進んでいき、建物の中に入りました。中も真っ暗で手探りで進み、僅かな明かり(多分月の光)で見たところ、台所らしき場所で左足に痛みを感じました。見るとサソリが足に攻撃している。
 動揺したその時、天井から白い大蛇がボト!と落ちてきた。ものすごいびっくりしてうわあ!と叫んだところで目が覚めた。痛みがとてもリアルだったことが、気になっています。

 神社の境内というのは、内面の聖域(サンクチュアリ)そのものをあらわします。
 サソリ(害虫)はたいていの場合、トラブルや問題を意味します。  もしもあなたが蠍座宮生まれだとしたら、何らかの問題で良心の呵責を感じており、それを解決する必要を感じている夢、という解釈ができるでしょうか。 仮にあなたが蠍座宮生まれではない場合、これは他の人からの妬みや中傷を受けるかも知れないという解釈ができます。家族に蠍座宮生まれの人がいるとしたら、その相手との問題に向きあう必要がありそうです。
 夢の中で感じる痛みというのは、たいていは心の痛みなのです。  まずは、現在起こっている(あるいは起こりそうな)トラブルと、その原因についてを探る必要がありそうです。  また、台所は胃腸を意味することがあります。となると、消化器系にも気をつける必要があるでしょう。台所という意味で、家計をあらわしていることもありますし、母娘、嫁姑の問題をあらわすことも考えられます。あなたの場合、どの可能性が考えられるでしょうか?
 なお、左足という体の部位は、無意識の領域をあらわすとも考えられますし、あなたの左側に座ったりいることが多い人という解釈もできるでしょう。しかし、サソリの存在に気づいたところで、天井から白蛇が落ちてくるわけですね。
 さて、白蛇はたいていの場合、幸運の使者です。上から落ちてくる白蛇というのは、いわゆるタナボタの幸運を意味することがあります。宝クジや株、遺産などのチャンスもありそうですし、援助者を意味することもあります。人によっては、信仰心などを意味することも考えられるのです。
 サソリに象徴されるトラブルや心の痛みに気づいた後、白蛇に象徴される信仰心や幸運が訪れる、そんな展開を告げているのではないでしょうか。



・輝きながら回転する星の夢  (ハンドルネーム うさぎ さん)
 帰宅途中、いつものように星をみながら歩いていると、星(オリオン座と、もうひとつは不明)がいきなり金色に輝き、大きくなりました。下側のふたつの星が青色やエメラルド色に変わりながら回転していました。走って家に帰り、食事中の娘二人と見知らぬ誰か(我が家は三人家族です。見知らぬ人は男性でした。)に向かって「ほ、星がっ、星がすごい事になってる!」と叫び、ベランダを開けましたが、星は見つからず、そこで目が覚めました。私は再婚するのでしょうか。

 「再婚するのでしょうか?」というご質問ですが、再婚の可能性は高いと思われます。  星はたいていの場合、運命を告げます。金色や青色に輝きながら回転する星ということですので、流れ星のイメージに近いかと思われます。
 星(オリオン座と、もうひとつは不明)ということですが、全部で幾つの星が輝いていたのでしょうか?輝いている星の数が人物の数になっていることもあります。オリオン座は、ギリシャ神話では狩人オリオンの姿とされていますが、いろいろな地方で、オリオン座を人の姿に見立てています。となると、再婚相手出現という可能性もありうるでしょう。
 しかも、走って家に帰ると、見知らぬ誰か(男性)が食事に加わっているわけですので、2重の意味で、これは再婚相手出現の可能性と考えられます。 下側の2つの星が色を変えながら回転していくということですが、これは二人の娘さんと関連するのかも知れません。



・亡き父に会う夢  (ハンドルネーム ブライト・スノーさん)
 パーティーで友人達と会話していた。亡き父もその場に静かにいた。私はその場から離れ暗い場所に行く。暗い駐車場のようで、黒い車が並んでいる。周囲は重厚な石造りの壁で区切られている。父の車があるが、その車の下は水溜りになっておりそこに行くには靴が濡れてしまうなと思っていたら、正面に明るい出口が隙間のように見え何人かが走って行くのが見えた。私は急に外に出た。まるで東京の銀座のような街並み。後を振り返るがさっきの場所は跡形もない。という夢。
 最近私は父が生前自費出版した本を読んで貰おうと紹介したところ、その本が評価され父の希望を叶える事ができたと思っていた。銀座は昔父と仕事をした事務所があった場所。

 夢の中で、故人に会うことがありますが、不思議に、夢の場面は夜だったり、暗い場所だったり、水の多い場所だったりするものです。夢の中でのお父様の表情はどうでしたか?穏やかな表情をしていたなら、これからしばらくあなたの運勢も穏やかです。もしも厳しい表情をしていたなら、何かの警告のために、夢に姿をあらわしています。
 お父様の車のところに行くには靴がぬれてしまうと思っていたということですが、たぶんこれは健康上の不安や老後の不安をあらわしているのかも知れません。が、そうした不安にとらわれるよりも、外の明るい世界に意識を向ける必要があるようです。
 この夢を取り上げたのは、故人に関連してこういう夢を見る人がわりと多いということをみなさんに実例として読んでいただきたかったということがあります。それと、文面を読んでいましたら、少し前の銀座の風景がなんとなく懐かしく私の心にもよぎったからです。



・古い館の中で迷う夢  (ハンドルネーム CROWさん)
 大好きなアーティストのライブに行っていた。そこは古い館らしき所で部屋が複雑で迷路みたいだったから道に迷っていた。沢山そこらに鏡がおいてあってとても眩しく夢が覚めた。

 古い館というのは、あなた自身の心の中や人生、運命そのものです。現在あなたは、先行きをどうしたらいいのか、決めかねていたり、迷っている状況であることを夢は告げています。鏡は自分自身を映すものです。つまり、自分自身を良く見るように、というメッセージなのです。あるいは、鏡に映っていたものが、これからの運命を決める手がかりになることでしょう。眩しくて目が覚めたということですから、たぶん、鏡は光を反射していただけで、あなた自身の姿は映っていなかったのかも知れませんね。



・ミツバチの夢  (ハンドルネーム えりこ さん)
 お花畑でたくさんのミツバチが飛んでいる風景を初夢でみました。この夢で今年の恋愛・結婚運はわかりますか?

 出会いの多い賑やかな環境の1年間になりそうです。たくさんのミツバチというのが、たくさんの異性の出現にあたる可能性はあります。ただし、実際に恋愛するか、あるいは結婚するかどうかは、この夢からは判断できません。ミツバチが肩にとまったとか、あなたが蜜を食べたというような場合は、恋愛の訪れの可能性はかなり高いのですが。ミツバチの巣箱を見たなら、結婚の可能性もあります。
 また、せっせと働くミツバチは、仕事を告げている場合もあり、賑やかで楽しい職場に恵まれるという解釈もできそうです。いずれにせよ、楽しい1年にはなりそうですね!

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