夢についてのノート
夢と魂(プネウマ)
人の外側を覆う物質の鎧、肉体。その中には魂があります。魂、形のない意識。しかしそれは外側の肉体さえも支配する大切な存在。オカルトの考え方では、この世にあるすべてのものには魂が宿っています。命を持たない物たちにさえも。たとえば美しい宝石。その中には、かつてこの宝石にかかわった人々の意識、感情や願望、時には呪いの力などが受け継がれていることがあります。それは目には見えません。
世界は物質だけで成り立っているわけではありません。目に見えないさまざまな意識が、世界を動かす根底の原動力。それはあたかも魂が肉体を動かすようなもの。人の心の中に湧きあがる意識、感情、願望、衝動…。これら形なく消えゆくひとときの意識。しかしそれらの意識は、印画紙に焼き付けられた映像のように心の奥底に蓄積されていきます。それが想念世界。想念世界には、すべての意識が蓄積されています。かつてこの世に暮らした人々の意識や滅んでしまったものの記憶。そこには物理的な時の制約はありません。だから、そこに行けば、過去の思い出にも、すでにこの世を去った人々の意識にも出会うことができます。そればかりか、未来の可能性も内包されているので、未来の自分を垣間見ることさえもできるのです。
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