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春の卵でマヨネーズ作り!

 春といえば卵。そして卵といえば、マヨネーズ。
 
 マヨネーズの主原料は卵(黄身)と油。黄身の乳化作用と親油性を利用して作るマヨネーズソース。
 子供の頃、私は、よくマヨネーズ作りをさせられた。私の母は添加物が嫌いで、実際、私も添加物アレルギーだったからだ。
 
 マヨネーズの作り方は簡単だけど面倒。
 卵の黄身を(我が家の場合は四個ぐらい)ボウルに入れる。泡立て器でかき混ぜる。ひたすら混ぜる。クリーム状になり、白っぽくなるまで。
 白っぽくなってきたら、植物油をスプーン1杯入れ、また混ぜる。完全に混ざったら、もう1杯。この、1杯ずつ足していく、というところが、なかなか面倒であるが、ここで手抜きをしてはいけない。植物油をどばっと大量に入れたり、完全に混ざる前に次の1杯を足すと、卵と油が分離してしまい、失敗するからだ。
 現代では、便利な調理器具が出ているので、この作業はそれほど大変ではないが、最初からすべての油を入れてしまってはいけない。1杯、1杯、慎重に足していく作業だけは手抜き厳禁。電動式の泡立て器だけで済ませようとすると失敗しますから、普通の泡立て器も併用して、とにかく最初は慎重に!
 我が家の場合、だいたい、卵と同量ぐらいの植物油を足し終わった時点で、マヨネーズのベースが出来上がる。その後は、塩、こしょう(細かい白こしょう)、酢を混ぜて完成。
 
 さて、こうして出来上がったマヨネーズは、市販のマヨネーズとは別物。まさに黄身で作ったソース。私は、通常の市販のマヨネーズも大好きなのだけど、茹で野菜にかけるのには、とにかくこの手作りマヨネーズがお勧め。
 

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 しかし、ある時、知人からこう言われた。 「あのね、残った白身はどうするの?白身がもったいないから、作れないわよ、そんなの。」
 ああ、昔、料理フォーラムでもそんな書き込みがあったっけ。
 
 では、白身だけを使ったケーキを焼きましょう。私は、粉を計るのが面倒なので、市販のケーキミックスを使います。卵2個、と記載されているところに、白身4個分を使用してください。ふんわりと白いケーキが焼けます。
 
 (ケーキ作り、そんなに面倒なことではありません。市販のケーキミックスがあれば!
 室温に戻したバターを泡立てて・・・なんていう面倒なことはしなくても大丈夫。私は、ボウルに冷蔵庫から出したマーガリンを入れて、いきなり湯煎します。湯煎、カンタンです。お湯を沸かした鍋の上に、ボウルを置くだけ、です。(この過程を電子レンジでやってしまう人も多いみたいですが。)
 湯煎で溶けたマーガリンに、料理用の洋酒と砂糖を入れてテキトーにかき混ぜ、(混ぜている間に、適当に冷めてきますから)、さらに泡立てた白身を混ぜる。それから、粉をふるって混ぜ、ケーキベースが完成、あとは焼くだけです。)
 
 卵って、捨てるのは殻だけ。そして料理のバリエーションもさまざま。栄養バランスも完璧。本当に優れた食材です!

秋月さやか


写真:自宅で撮影

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