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無人島に3つだけ

 「無人島に3つだけ持っていくとしたら」という質問やランキングが多いのだそうですが・・・。  
 そういえば昔、某雑誌の編集部の忘年会では、よくそんな話題が出たかも、と思い出しました。忘年会とはいえ、締め切りがまだまだ終わっていない参加者も多く、「あ〜締め切りがないところに行きたい」→「じゃあ無人島にでも行けば(電話はないから、締め切りの催促もない)」ということで、毎年、決まったように年末に出る話題だったのです。
 
 となると、次には「じゃあ無人島に3つだけ持っていくとしたら?」と、いう話に移っていくわけで。
 
 仕事柄でしょうか、なぜか「本」が圧倒的に上位。本の種類はいろいろですが、画集とか詩集とか、あまり仕事に関係ない本に憧れる傾向。
 私の場合も、たまの休みにリゾートホテルに出かける時には、やはり本を持っていきます。それも、買ったっきり読んでいない本を。でも、実はそんなに読まなかったりしますが。
 
 あとは飲み物、食べ物系。コーヒー、紅茶、ビール、シャンペン・・・。ポテチ、健康食品必須という人も。私の場合は、コーヒーが必須ですが、仕事がなければ、まあ、なんでもいいや。ココナッツジュースでも、ハイビスカスティーでも、冷やしたペリエでも。(って、そんなものがあるのか?無人島に?)
 
 そして3つめで迷う人が多い。
 結局は、プライベートな個々の事情を感じさせる回答が目立ちます。オーディオだとか、サーフボードだとか、ギターだとか、カメラだとか、スケッチブックだとか、ペットの猫だとか、水晶球だとか、まあ、みなさん、そんな回答だったような記憶があります。
 3つめの願いで、本当の願望がわかる心理テストみたいなものでしょうか。
 そう、この質問の答え、3つめに注目。いつもはなかなかできない、でも本当はしたいと思っていること、どうしても大切だと思っていること、それが3つめの答えだからです。
 3つめの答えに真実が・・・という深層心理テストのパターンですね。
 
 しかし、オーディオの電源はどうするの、コーヒーをわかすには燃料が必要、雨が降ったら・・・? 食料品の確保、まったく考えていないんじゃないの?
 

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 つまりこれ、無人島というより、南の島の高級リゾートホテルのコテージを想定したお答えではないでしょうか。無人島ではなく、某リゾーツに電話して、リゾートプランを相談すべし。
 ニューカレドニア、ハワイ、プーケット、ビンタン、バリ、それともチェラティンビーチあたりのコテージを探しましょう。
 「TV Bros」ナヌヤコト島の木下氏によれば、氏がお住まいのフィジーの無人島(自家発電)には、時々、外国人の観光客が立ち寄るのだとか。彼らは、船でやってきて、無人島滞在を一定時間楽しんだ後、引き上げていくのだそうです。たしかにそういう観光ツアーもありかも。
 
 さて、そのナヌヤコト島の木下氏によれば、実際に無人島を開拓した方(日系人、80代)に質問したところ、もっていきたい3つは「1水、2釣り道具、3調理道具」だったとか。なるほど〜。説得力ありすぎ。
 
 それと、無人島に行けば電話が通じないので仕事の催促も無い、というのは昔の話。今はしっかりと携帯の通じる無人島もあるのだそうですが・・・携帯の電波って、そんなにすごいのでしょうか?これはぜひ、行って確かめねば。
 
 ところで、私が通常使用しているVAIOの壁紙、青い海に白い砂の島、椰子の木3本の画像。毎日、この画面を眺めているんです、そういえば。
 
 最近、太陽電池を搭載したバッグが発売されたようで、それがあれば、このVAIOを入れて、無人島にでも行けちゃいます。3つめに持って行きたい物を思いついたら、ぜひ、出かけたいと思いますが・・・まだ思いつかないんです、私。

秋月さやか


参考文献
「TV Bros」2009 6/13号WORLD Bros from Fiji 木下氏のコラムから一部引用

筆者エッセイ > 無人島に3つだけ

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