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魂、内なる心

 なぜ人は夢をみるのでしょう?眠っているはずなのに、どうして心の中に何かが浮かんでくるのでしょう?

 人の心の中には2つの意識があります。ひとつは肉体の意識。つまり五感や、外界に対する本能、外側の世界に向かう意識。もうひとつは内側の世界に向かう意識。何かを想像したり、願望や感情などを意識する部分。

 起きているときは、外界に向かう意識のほうが優先しています。その代わりに内側の意識は押えられています。同時に2つの意識に関心を向けるのは難しいので、どちらか一方が優先されることになります。でも何かを考え始めたり空想したりしていると、内側の意識に関心が向かうので、逆転して内側の意識が優勢になります。ぼうっと考え事をしていると、走ってきた車に気がつかなかったり、階段を踏み外したりするのはこのため。

 眠っている時とは、外界に向かう意識が休んでいる時。しかし、そんな時でも内側の意識が目覚めていることがあります。その記憶が残ったものが夢。内なる心を魂と呼ぶならば、まさに魂の記憶が夢。半覚醒時の睡眠中だけでなく、瞑想状態やぼうっとしている時にも夢見状態と同じようになることがあります。ちなみに、外側に向かう意識も内側に向かう意識も眠っている時は、本当の眠りの状態。そんな時には夢はみません。

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